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FX取引における両建て

time 2022/06/06

FX取引では、「買い」からではなく、「売り」からの取引のできることが大きなメリットになっています。
仮に、買いからしか取引できないとなると、相場が上昇傾向にある時しか利益を狙えません。
つまり、価格の安い時に買って、高くなったら売るという一方向の取引になります。

ところが、売りから取引ができると、高い価格の時に売って、安くなったら買戻すことで、利益が取れます。
従って、相場が上昇傾向でも下落傾向でも取引が可能ということです。

両建て

いくら、相場の動きは関係ないとはいっても、結果的に上昇トレンドの場合は買い、下落トレンドの場合は売りしか取引ができません。
ところが、FX相場は7割がレンジ相場というのが特徴です。
レンジ相場というのは、為替価格が一定の値幅の範囲で波のように上下動を繰り返す相場のことです。

そのため、FX取引では同じ通貨ペア、同じレンジにおいて、買いと売りの両方のポジションを持つ「両建て」という手法の採られることがあります。
特に、リピート系自動売買ツールを利用した時は、その効果が大きくなります。
両建てでは、価格が上昇した時に買いのポジションで利益を取り、売りのポジションでは価格が下落した時に利益を得られます。

ただ、両建ての場合、ちょっと考えると矛盾に気が付きます。
それは、買いのポジションで利益を得る時は売りのポジションで含み損が生じ、売りのポジションで利益を得る時は買いのポジションで含み損が発生します。
従って、1,000円儲けても1,000円損したら、取引する意味がありません。

ロスカットの防止

ところが、レンジ相場の場合は価格が上下動します。
つまり、どちらかのポジションが利益を取って決済する時に、もう片方のポジションが含み損によるロスカットをされなければ良いということです。
そうすれば、買いのポジションは価格上昇時に利益を取って決済し、売りのポジションは価格下落時に利益を取って決済ができることになります。

両建ての場合は、ロスカットの起きることがまずありません。
両建ての場合は片方のポジションが含み損を抱えても、片方で利益を取れるため、よほどレンジを大幅に外れでもしない限り、ロスカットの心配が要りません。
それが、両建てのメリットでもあります。

両建てのメリット

両建てには以下のメリットが挙げられます。

1.利益が2倍
2.必要証拠金が半額

1.利益が2倍

両建ては買いと売りのポジションを同時に持つため、当然2倍の利益を狙えます。

2.必要証拠金が半額

FX取引ではポジションの所有数に応じて、必要証拠金を入金しなければなりません。
当然、ポジションの数に比例して必要証拠金の額が増えることになり、ポジションが10本から20本になると、2倍の資金が必要です。

ところが、両建ての場合、必要証拠金は買いと売りのどちらか多い方のポジション分の金額で済みます。
つまり、ほぼ半額で済むことになります。従って、片方のポジション分の資金で2倍の利益を狙えるため、資金効率が2倍にアップします。